尹錫悦大統領の労働改革:2年間の変化と総選挙後の展望
2024.04.09.
尹政権が発足して2年が経ち、2024年4月10日には第22代国会議員総選挙を控 えている。
尹政権は、発足当初から「自由」と「法治」に立脚した労働改革を労働政策の基本 モットーとしてきた。しかし、いわゆる「ねじれ国会(与小野大)」の状況下では、立 法を通じた全面的な労働改革の実行が不可能であり、尹政権としても、主に(立 法措置が不要の)政策の改善に集中せざるを得なかった。
このような尹政権の労働政策は、国会議員総選挙の結果次第で大きく方向転換さ れることが予想される。そこで本稿では、これまでに実行された尹大統領の労働政 策を振り返るとともに、総選挙の結果にともなう労働政策の変化について考察し、 企業が今後取り組むべき対策について論じることとする。